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2011年4月21日 (木)

神奈川県の放射線量2

以前、神奈川県の発表資料を基に、放射線量をグラフ化したものを掲載したが、最近みてみると、値があまり変化しなくなったためか、発表フォーマットが変わっていた。

とりあえず、4/13までのデーターは以前のままだったので、そこについて再度グラフ化してみたので掲載する。

2

これを見てわかることは、

・どの地点も放射性ヨウ素の半減期である8日間で半減していない。

・三浦半島東側の川崎や浮島は、三浦半島に隠れている茅ヶ崎より線量が多い。

・どの地点もサチリつつあるものの、事故以前の線量には戻る気配はない。

 (半減期の長いセシウム等々が残留しつづけるため)

日本は汚染されてしまいました。

2011年3月26日 (土)

神奈川県の放射線量

神奈川県の放射線量が神奈川県のホームページで公開されている。

神奈川県ホームページ

文部科学省のHPにもデーターはあるが、生データーは無い上、大幅にはしょって都合のいいデーターだけのせる傾向にあるし、グラフなんかはわざと縦軸のスケールを大きくして、線量を小さく見せているし、なにしろフォーマットがばらばらで整理されていない。福島なんかは値が大きすぎてグラフも載せてないしね。官僚というのは、よくあんなあけすけでお馬鹿な小細工して恥ずかしくないもんだと感心する。東大卒でも才能の無駄遣い。今時市民がそんなことに気づかないとでも思ったか?それとも、馬鹿な政治家から指導でも入っていてちゃんとしたデーターをのせないのか?いずれにせよ、つくづく国の機関は、隠蔽体質で頼りにならんと言われても仕方ないと思う。

ということで、近場では、1時間ごとのデーターが全部そろっているのは神奈川県だけのように見えたので、グラフ化してみたくなったわけだ。

ただし、ホームページにあるのは生データーであり、ところどころ数値じゃなく文字列で入ってたりするので、それらの修正が必要だった。Photo

放射線は、電波のように直接原発からとどくものと、チリなどに付着して風で運ばれるものがあるが、前者は福島と神奈川くらい離れているとほとんどゼロ。後者が神奈川での測定値に現れていると言ってよい。

福島と神奈川だと、風で届くとすると3日ほどかかるようだ。15日頃から値が乱高下しているのは、12日頃に水素爆発があって放射能漏れが始まったからと思われる。

21日からドンと増えている。その3日前の18日頃と言えば、サンケイ新聞のHPによれば、放水を開始した頃と重なる。だが上昇した原因は、21日に神奈川は雨が降ったからではないかと思われる。雨が降ると上空を漂う放射能を持つチリなどが降下物となって一気に地上に降り注ぐからである。

注目すべきは雨が降った後、次の1週間は天気がよかったのに、線量はあまり落ちていない点。土壌などに染みこんで定着したからか?

緩やかな低落傾向はあるが、これが放水の成果なのかもしれない。でもこのペースでは元の状態に復帰するには相当時間がかかりそうだ。

さてこれがどの程度危険なのか?最近、非常に興味深い中部大学武田先生のHPを見つけました。これ、興味あるみなさんは熟読をおすすめします。私はここに触発されて、自分でも計算をやってみようと思い立ちました。以下、かなりの部分、武田先生の受け売りとなってます。

ちなみに、単位の見方ですが、

     μSV/h ・・・マイクロシーベルト/時間 は1時間あたりの放射線量を示す。

ご存じのように時速はkm/hで表されますが、これは1時間あたりに進む距離です。60km/hで1時間走れば60km遠くに行けます。2時間走れば120km遠くに行けます。30分なら30kmだし、1分なら1km先までです。

μSV/hも同じなのです。1μSV/hの放射線を1時間受けていると被曝量は1μSVとなります。1日なら、24μSVだし、1週間なら168μSV、1ヶ月なら730μSV、3ヶ月なら2190μSVとなります。

ちなみに、放射線の国際規格では、普通の(放射線業務従事者以外)人が年間にあびてよい放射線量は1mSV=1000μSVと決まっています。これは1ヶ月あたり83μSV、1週間あたり19.2μSV、1日あたり2.74μSV、1時間あたり0.114μSVに相当します。0.114μSV/hの放射線を1年間浴び続けると、国際規格上はリミットに達するということです。

さて、最近、TVの解説などで東大のえらい教授さんたちが出てきて、1回胸部レントゲンを撮ると50μSVだとか、胃のレントゲンなら600μSVだから、これらに比べて遙かに安全、ただちに健康に害はない、とおっしゃってます。

上記グラフで神奈川で比較的線量の少ない茅ヶ崎の場合、直近0.1μSV/h位で推移している感じです。さきほど、1μSV/hなら、1日で24μSVと言ったので、0.1μSVなら1日あたり2.4μSVということになります。胸部レントゲン(50μSV/回)なら20日程度に1度受ける感じ、胃のレントゲン(600μSV/回)なら9ヶ月に一度受ける感じという計算になります。

言い方を変えると、茅ヶ崎の値、0.1μSV/hなら、1日2.4μSV、1週間16.8μSV、1ヶ月73μSV、1年876μSVとなります。先ほど国際規格で、年間1000μSVといいました。茅ヶ崎程度のレベルで国際規格に照らすとぎりぎりってことです。

もちろんこれは今の線量が1年続いたらの場合なので、もし0.1μSV/hの放射線量の垂れ流しが1ヶ月で終わるなら、その1ヶ月の被爆量は、73μSVということになりますから、余裕で大丈夫ということになります。尤もあと2週間でカタがつくとは思えませんし、おおもとの垂れ流しが終了しても、残留放射線はしばらく残るとのことです。

実際は1日中外にいるわけではないだろうから、これほど速くは進みません。けど、茅ヶ崎ですらこんな感じなので、処理が長引けば、もっと近くの都市、たとえば福島市などでは、それほど余裕がなさそうなのはわかっていただけるでしょうか?

問題はまだ福島の原子炉での放射線の垂れ流しは止まってないってことです。おおもとが放射線を出さなくなるまで、何ヶ月でカタがつくか、です。

次に、上記グラフに福島県のHPのデーターを元に、福島市の値を重ねてみました。ちなみに福島市は原発の30km圏内の外です。

Photo_2

データーが断片的ですが、神奈川のデーターは遙か下につぶれてしまいました。 直近でも5μSV/h位な感じなので、先ほどの国際規格の年間1000μSV(1時間あたりでいうと0.114μSV/h)の約50倍ということになります。10時間に一度胸部レントゲン、5日に一度胃のレントゲンを受ける計算。年間あたりの1000μSVは200時間、8日程度で食いつぶしています。赤ちゃんならさらに感度10倍という話がありますが、この場合1時間に1度胸部レントゲンを受ける相当ということになります。

ところでこれまで、意味のある現実的な規格ということで、一般人への放射線量規格1mSV/年間=1000μSV/年間をもとに話しをしました。これとは別に、放射線でガンになる確率は、100mSVで1/100だそうです。100人に1人、100万人に1万人です。1000μSV(=1mSV)とは100倍の差があります。400mSV以上で白血病の危険性が出ます。上記福島市のグラフを見ると、ざっくり言って、25日までに、平均約12μSV/h程度で240時間程度は累積的に放射線を浴びている計算になり、これまで浴びた放射線量は、約2.9mSV程度になります。国際規格はとっくに超してしまっていますが、このまま暫減傾向が続くなら、100mSVの基準を考慮すると、オトナは直ちには心配ないのかもしれません。ただ武田先生によると、実際は体内被曝、食べ物、水、などから総合的に被爆するので、それらを考慮して、空中の放射線量の測定値を係数4倍掛けにすべきと言われてますので、そうなるとすでに約12mSVの被爆量となります。赤ちゃんなどでは10倍の感度、となると100mSVのガイドラインを簡単に越えてしまいます。

以上をまとめて、国際規格1mSVや、体に確実に影響が出る200mSVにどのくらいの時間で達してしまうかをまとめてみます。

国際規格1mSVは、様々な被曝ルートを考えて、上記4倍の係数はすでに織り込み済みの指標と考えて掛け算をしない、しかし、200mSVを考える場合は、4倍掛け込みで考えるとします。赤ちゃんの場合は10倍の係数をさらに掛けます。すると・・・

オトナ

Photo_5

赤ちゃん(x10)

Photo_6

このあたりを参考に、お住まいの地域の放射線量値と比較してみてはいかがでしょうか?。個人的には福島市の赤ちゃんは、放射能漏れ当初から、疎開を検討すべきであったのではないかと思います。