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カテゴリー「フィルムカメラ」の7件の投稿

2011年6月 5日 (日)

男前なカメラ Nikon F2 フォトミック AS

Dsc_0717s 

Dsc_0685

Dsc_0686p 

Dsc_0689

Dsc_0690

Dsc_0702a 

ジウジアロの手が入る前の最後のニコンF一桁がF2である。F3以降のデザインはすべてジウジアロテイストで統一されているが、F2まではニコン社内デザイン。機能が外に出たこの質実剛健ぶりはなんだろう!

本機はフォトミックASなので、露出計内蔵。当時最新鋭のLEDを3個使用した//表示で、測光素子は現代にも通じるSPDである。露出計は当然バッテリーを使うが、バッテリーがなくてもフルメカニカル一眼なので、シャッターは全速度動作する。この現代においては殆ど無意味な安心感がすばらしい。   

またシャッター速度は、クリックストップの中間に置くとちゃんと中間速で切れる。すべてメカニカルにこの動作が行われる。しかもシャッターのタイムラグはいまだに全一眼レフ中最速の28msである。シャッター音は「がちゃん」、と大きく切れのいい音。写した感たっぷり、信頼性あふれるサウンドとなっている。

ちなみにF2フォトミックファインダーには測光素子、表示素子、Ai対応か否かで、いくつか種類がある。見てわかるとおりネーミングルールはアバウトだ。S付きがLED、B付きがSPD仕様として、Ai対応のA付きのあとに、AS、ASBと続けば綺麗だったんだろうが、SのAi対応版AS仕様が中途半端で無意味なため商品化されないかわりに、いわゆるASB仕様がASという名前になって商品化されたのだろう、そのためか名前がややこしくなっている。なお、SPD仕様はCdSと比べ、ローライトでの感度がアップしている。そのため、シャッター速10秒までの露出計測が可能。

F2フォトミック CdS 指針 非Ai

F2フォトミックS CdS LED(2点3段階) 非Ai ペンタ部背が高い

F2フォトミックSB SPD LED(3点5段階) 非Ai

F2フォトミックA CdS 指針 Ai

F2フォトミックAS SPD LED(3点5段階) Ai

20130923_105036ss


左から絞り値(レンズ表示を直読)、露出値、シャッタースピード表示になります。

露出は、+ O - の3つのLEDで表示されます。写真は-とOの中間という意味です。

当時まだ発光素子としては珍しかった発光ダイオード(LED)を露出の表示素子に使ってたりしたのは先進イメージがあってあこがれたものです。

2011年5月 3日 (火)

New F-1とF3/Tのファインダー表示

今から30年近く前のキヤノンとニコンのフラッグシップ機のファインダー表示を比較してみる。

●New F-1 with AEファインダー

シャッタースピードリングを"A"にセットすると絞り優先のAEモードとなる。

Nf12絞り優先AE

ファインダー像の下部右側に、現在のレンズの絞り値が光学像で表示される。この光学像は絞りリングをそのまま映すのだが、ニコンとキヤノンの違いは、ニコンはレンズに大きい絞り値と小さい絞り値が表記されていて、ファインダー内には小さい絞り値が表示されるのだが、キヤノンの場合は絞り値の表記は1つだけ、となっている。そのため、キヤノンの方がレンズ自体はシンプルで美しい。

次に、シャッタースピードリングを"A"位置からはずすと、マニュアルモードになる。ファインダー内表示も下記のように変わる。

Nf11マニュアル

画面右側に絞り値がメーター表示される。丸いリング状の指針は、現在のレンズの絞り値を示す。設定したシャッター速度はメーターの下部に数字で表示。現在は1/60である。

この状態でシャッター半押しして露出計を動作させると、直線の針が振れる。現在は1.2付近にあるので、レンズの絞りを回してF1.2までもってくると適正露出となる。

New F-1はファインダー表示が下側と右側に切り替わるなど凝っているが、そのために採光窓も2つ用意されている。

Nf13

下部表示の際は①の採光窓、右側表示の場合は②の採光窓が利用されるが、メーターのバックライト照明はなぜか①の方しかついてなかったりするのはご愛敬である。

●Nikon F3/T

まずは、絞り優先AEの場合。シャッタースピードリングを"A"にセットすると、絞り優先AEモードになる。HP(ハイ・アイポイント)仕様なので、ファインダー像もNew F-1に比べて小さいことがわかります。

F3絞り優先AE

画面上部右側に絞り値の光学像表示。左側に絞り値に応じたシャッター速度が液晶表示される。当時としてはまだ珍しい液晶表示が斬新だった。

次にシャッタースピードリングを"A"以外にセットすると、マニュアルモードになる。

F32マニュアルモード

液晶表示部に"M"が表示され、同時に現在設定中のシャッター速度が表示される。"-"とあるのは露出不足ということなので、これを+-同時表示されるように絞りとシャッター速度を調整すればよい。

ニコンの場合、絞り連動の爪がじゃまをして本来の絞り値の光学像投影ができなかったために、小さい絞り値のキャラクターを追加したと思われる。レンズはデザイン的にごちゃごちゃしてしまう。

F33

ニコンとキヤノンを比べると、キヤノンのAEファインダーはデザイン的にもおしゃれだし、とても凝っていることがわかる。さらにワインダーを追加すれば右側の表示がシャッター速優先の指針に変更になるらしい。ニコンは実用優先でそっけないが、F2などからの親和性重視なのだろう。

2011年4月30日 (土)

Nikon F3/T 黒チタン

Dsc_0630s

New F-1を衝動買いして以来、クラシックなフィルムカメラ熱が俄然上がってきた感じである。なにしろ、今のデジタル一眼レフにはない、なんとも言えない凝縮感がすばらしい。デジタルの場合、撮像センサーとLCDパネルの分だけどうしてもボディが厚ぼったくなるので、ぼてっとしてしまう。その点、往時のハイエンドのフィルムカメラは、厚さは薄いのに使用素材はむしろ分厚く剛性たっぷりに作られているため、ぎゅっと握りしめてもギシっともいわないわけである。

もちろん、現在のハイエンドであるEOS-1やD3系のデジタル一眼はそれはもう人を撲殺できるほどがっちりしているが、同時に重く、持ち出す勇気を必要とするサイズと重さなのだ。

さて、F-1と同じくらい思い入れと懐かしさを感じるのがA-1である。これを物色しようとカメラ店に出かけた。。

もう正常な判断力をすっかり失った感じである(笑)

A-1については、極上個体がなかったこともあるが、正直さわってみてピンとこなかった。理由は、ボディに剛性感がそれほどないこと、シャッター音がバチャーンという感じでだらしなく切れること、LED 7seg表示はかっこいいが、タイマーがないため、シャッターの半押しを続けていないとすぐ消えること。さわればさわるほど買う気がなくなっていった。

ということで、傍らのF3を発見。。。。

これはすばらしい。NewF-1と同じくらいのオーラがある。ボディもがっちり、シャッター音も凝縮感あり。像消失時間も短く、ファインダーも明るく見やすい。

やはり古いカメラが全般的に作りがよい訳ではなく、古い中でもハイエンド限定で、作りがすばらしいということのようである。

ちなみに、ニコン系でいうと、F2フォトミック系が思い出深いものがあるのだ。オールメカ作動本体+フォトミックファインダーによる露出計の構成。特にAi対応LED表示のASファインダDP-12を搭載した物がいいと思う。これもシャッター感はなかなかすばらしく、ファインダーの見えもいい。フォトミック系の問題は、ファインダーの外装がプラスチック素材を含むため、40年近くたった現在の視点で見ると、ヤレが目立ちやすい点にあると思う。ネジの周囲が微妙に変形してたりすると萎えるのだ。しかし、これも秘蔵品とか未使用品が出てくると考えが変わるのかも知れない。それともアイレベル搭載ボディの極上品を買って、DP12は別途探すか?いずれにせよ気になる一台ではある。

ということで今回は、途中から気持ちを切り替えて、F3物色に切り替えることにした。

で、何件か回った末に、使用感の乏しい新品感も残っていそうな綺麗なF3/Tに決めたというわけだ。そのままニコンプラザに直行し、ミラー部のモルト交換や機能チェック等々を速攻でやってもらい、持ち帰った。

F3チタンは、F3のシリーズの中で、1982年頃から追加された。最初にシャンパン色の白チタンが追加され、1984年に黒チタンが追加された。チタン自体は酸化で汚らしい色に変色するので、必ず塗装等の酸化防止処理で表面を覆うことが必要。

白チタンも金属地肌ではなく塗装されている。黒チタンの方は、通常のF3のブラック塗装とはことなり、縮緬(ちりめん)塗装が施されており、これが実に実にかっこよいため、シリーズの中でも人気機種である。他にもプロ用のF3Pやその一般売り版のF3Limited、その他各種の限定品など、20年にわたって作られただけのことはあり、バリエーション豊富なF3である。

Dsc_0567s

こうして並べてみると壮観である。しかし、今回の衝動買いx2を通して、つくづく機材優先の自分に気づいた。まあそれも趣味ってことだ。

2010年11月 7日 (日)

フィルム vs デジタル

フィルムかデジタルか、というのはあちこちで語り尽くされており、いまさら感が高いが、今回ひさしぶりに新しく撮影したフィルム写真をスキャンしてみて、フィルムの解像度的な実力の低さを再認識してしまった。

で、あちこち調べてみたのだが、フィルムのMTF値ってフィルムメーカーのサイトに公開されているんですね。

たとえば、有名な白黒超微粒子フィルムT-MAXの場合、

Kodak T-MAX

これによれば、T-MAX100で、レスポンス50%時の白黒MTFは約120lp/mm、ということは、36mm幅の135フィルムをデジタルに置き換えると、

x方向 120x36x1.5=6480    y方向 120x24x1.5=4320

つまり6480x4320画素=28Mピクセル相当となる。

ネガの場合、

Kodak EKTAR100

同じくレスポンス50%時のGreenのMTFは約50lp/mmなので、

x方向 50x36x1.5=2700   y方向 50x24x1.5=1800

つまり2700x1800画素=4.8Mピクセル相当となる。

昨日使用したリアラACEもここにデーターがあります。

富士フイルム リアラACE

数値では60lp/mmで似たような物である。

レンズが違うので適切な比較にはならないが、F-1にFD50mm/1.2Lを付けてF4.0で撮影した物を4000dpiのスキャナ、ニコンCoolscan 5000EDでスキャンしたものと、M9にSummilux50mmASPHをつけてF5.6まで絞った画像を比較してみる。

M9+Summilux50mmASPH F5.6

Lux50asph56

New F-1+NewFD50mm/F1.2L+リアラACE F4.0

600x400

撮影日時が全く違うのと、アングルも微妙に違うので、解像感だけ見てください。

明確なデジタルに対し、点描画的なフィルムという差はありますが、解像度ではフィルムはデジタルに太刀打ちできてないことがわかります。

2010年11月 6日 (土)

New F-1フィルム試写

New F-1を入手したので、テスト撮影ということで、ひさびさにフィルムを買ってきました。

近所のキタムラにはそれほどいろんな種類があるわけではないので、何を買うか迷いましたが、即日現像できるのはネガのみでポジだと2~3日かかるということだったので、まずはお試しでリアラ100を買って入れてみました。

フィルムが\740で、現像とCD-ROM作成で\1180、36枚で約2000円近くもかかってしまいました。それで得られるのは、200万画素相当の画像データーです。

Canon New F-1 with AE Finder / New FD 50mm F1.2L

Fh000009

Fh000015

Fh000019

Fh000023

Fh000031

Fh000033p

自宅でニコンのフィルムスキャナCoolscan 5000EDで再スキャンしてみたら、これより多くの情報を引き出すことはできたものの、銀塩粒子が気になって、それほど綺麗!と言える程のできにはならなかった。

やはり画質で言うと、フィルムに戻るのは無理ですね。。。

でもF-1で撮ってるときは妙にうきうき感がありました。やっぱ楽しいです。写真を撮るときの楽しさでは圧倒的にデジカメより上ですね。操作が快感につながります。

またつまらぬ物を買ってしまった。Canon New F-1 w/AE Finder

Dsc_0435s

こんばんは。

先日ズミクロン沈胴50mmを購入した際に、IROOAフードは別途購入、SOMKYはヤフオクで落としました。

IROOAフードの購入には、なかなかよい出会いがありました。

これまでほとんどヤフオクをメインに探していたのですが、IROOAの綺麗な物を探そうと思うと、出ないときはなかなか出てこず、また、ショップもあちこちに電話しまくったものの、汚い物しか見つからず、あちこち網を張る必要をかんじました。

というわけでebayで探し始めたのですが、そこで、元箱付きの綺麗な写真をみつけました。ebayの自己評価は正直あてにならず、写真をみると小汚い商品が平気でMINTとか表示されるおおらかな文化です。

ですが、そのIROOAは写真でも綺麗。で、説明を読むと、どうやら日本人の経験豊富な出品者のようです。日本同士なら送料が安いのではないかと思い、質問してみると、日本語で返信があり、都内なのでオフィスに行けば物を見せてもらえることになりました。

仕事も早々に切り上げ、オフィスをたずねたところ、使用感のほとんどない大変綺麗なIROOAに巡り会えたというわけです。

で、その方は他にも一杯出品されており、その中で非常に綺麗なNew F-1の写真を目にしていました。

F-1といえば、高校生のころ、カタログに穴が開くほど見た覚えがあります。ただ当時は高校生の身分で予算的にF-1はout of 眼中なので、同社のA-1の方が欲しかった覚えがあります。結局一眼レフを買ったのは、大学に入ってからで、バイトして買ったのはCONTAX RTS2でしたが(笑)。

で、せっかくオフィスを訪ねたので、そのNew F-1も見せてもらったところ、まさに写真通りの非常に綺麗な一品で、製造番号は30万台後半、キヤノン年号による製造年月は1992年。まさに終了間際(New F-1は1981年から1996年まで販売。生産は1992頃に終了)の製品です。元箱取説他付き、完璧に近い商品でした。まさに先月工場で生産されたばかりのような新品感ただよう商品でした。マウント部の金属に若干傷が認められるものの、マウント自体もほとんど使われた形跡が無い感じで、一発でノックアウトされました。

その日はIROOAだけ購入して帰ったものの、休みの間ずっと気になり、休み明けに決心し買いにいきました(笑)

それがこいつです。

Dsc_0447s_3

Dsc_0414s

Canon New F-1 w/AE Finder + New FD 50mm/F1.2L

手に持った感触はとにかく「固い」、ソリッド感と凝縮感あふれる一品です。

巻き上げはゴリゴリというのがこの機種の定説ですが、たしかにニコン的なスムースさはないものの、ヤシコンに比べると全然スムースでこちらもソリッド感あふれています。

シャッターは像消失時間が短く、バチンという大きく短い音で切れ、硬派なイメージがプンプンしてます。

ファインダーの見えは絶品。ピントの山もつかみやすく、しかも明るい。絞り優先でシャッター速度がメーター指針で表示されるところも今ではレトロ感がありますが、非常に美しいです。

シャッターはハイブリッドシャッターといって、1/90secより高速側はメカニカル、1/60より低速側は電気制御になっており、電池がある時はシャッターボタンはスイッチとして動作しますが、電池が無くなった際に電池を抜けば、1/90以上とBは機械式に切り替わり、メカシャッターが動作します。

シャッター膜も横走りのチタン膜で、最高速度は1/2000まで。最高速の膜速精度向上のために膜速をあげているためか、巻き上げも固く、音も勇ましい感じです。

もうCanonもこういう工芸品に近い工業製品は作れないと思います。

同じ金属ボディでもEOS-5D2には感じられないソリッド感、凝縮感、精度感があります。この時代のカメラはいいですねー。

今の悩みはこのボディに組み合わせられる綺麗なレンズがほとんど見つからないことです。。。

しかし、今更フィルムカメラなんて買ったって稼働率が低いことはよっくわかっているんです。無駄な買い物と知りつつ、これを逃すと、もうこんなに綺麗な個体には巡り会えないと思ってしまい、思わず捕獲してしまいました。

Dsc_0442s

2010年7月17日 (土)

Canonet GIII

Dsc_0367s

私の世代では、中学に入った頃、コンパクトカメラ(もちろん銀塩)を買ってもらう人が多かったのです。私もヤシカ エレクトロ35GLを買ってもらいました。当時はちょっとした工作少年だったので、"エレクトロ"という言葉に単にひかれただけで親にねだった記憶があります。当時一番売れていたキャノンより安かったので特に渋られず買ってもらえたと思います。

その後、おきまりの仲間内の見せあいっこで、僕はキヤノンの方が全然すばらしかったことに気づきました。少し小さいし、なんとシャッター速度優先AEでした。

Canonetql17b Canonetql17c

レンズの鏡筒に、絞り環とシャッター速度環の2つがあり、絞り環の途中にAマークがあります。ここに合わせておいてシャッター速度環をまわしてシャッター速度を決めると、ファインダーの右端に指針があらわれ、指針が絞り値を示します。

つまりシャッター速度を変えると絞り値が連動するのです。で、シャッターを押すと、その絞りまで絞り込まれてシャッターが切れます。シャッター速度優先AEですね。

絞り環をAから外すと、絞りとシャッター速度を指定するマニュアル撮影も簡単に行えます。

というわけでこれを持っていた友人に軽く嫉妬したというわけです。馬鹿ですねぇ(笑)。

ちなみに当時もっともお金持ちのご子息は、Nikon F2をフォトミックファインダー付きでお持ちでしたが、私には理解できず、うらやましいとさえ思いませんでした。。

で、数年前にオークションでそのGIIIを落しました。モルトの張り替え等をやってもらい、CANOLITEもその後落札し、問題なく動作する綺麗な状態で手元にあります。

まあだからといって使いはしないわけですが。。。

これはもう時々取り出してノスタルジーにふける用のカメラです。