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カテゴリー「Leica M Typ240」の9件の投稿

2014年4月27日 (日)

Leica Tのイベント行ってきました。

ライカ銀座店で開かれたライカTの発表イベントに参加してきました。
↓カウントダウン

Dsc01228s

ライカTのプロダクトマネジャーのステファンダニエル氏が登壇です。

Dsc01229s

ライカTがアウディのデザインであること、ユニボディであること、等々概要が語られました。その後は河田さん、藤井さんによるトークイベント。

Dsc01231s

こちらは、その後のトライアルセッションでとまどわないようにと、基本的な使い方などが説明されました。

Dsc01232s

顔認識AFなども装備されています。
ということでこの後はタッチアンドトライアル

Dsc01234s

ステファン氏の周りなどにも人だかりができていました。

イベントに参加してわかったこと。

・ライカTはアウディグループのデザインであること
・マウントは完全に新しいマウントであること
 形状見る限りソニーのNEXっぽい雰囲気で、後からフルサイズ対応などもできそうな
 サイズに思えました。
・16GBメモリーを内蔵しており、WiFiでファイル転送可能。これ以外にSDカードも挿入可
・ストラップは穴にカチっとさしこめば固定される。その下の小穴を専用工具で押すと
 リリースできる。
・バッテリーはふたがなくボディの一部とふたが一体になっている。リリースノブを回す
 と一段ポップアップし(この段階では下に向けても落ちない)表面をぽんと押すと
 バッテリーが取り出せる。
・ストロボポップアップはメイン電源スイッチをONの先に回すことで出てくる。
・スイッチは電源スイッチ+シャッター、ダイヤル2個、動画録画ボタンの4つだけ
・背面のタッチパネルで操作。再生ボタンすらない
 (画面を上から下へフリックすれば再生モード)
・MレンズアダプタがM240用のMRアダプタより高いのはなぜかと思っていたが理由が
 あった。このアダプタはMレンズの6bitコードを読み取ってEXIFに反映可能。
 質問したらレンズ補正等は特に行っていないとのこと。
・センサーはローパスフィルターレスです。
 この質問、最初日本人の係員にしたらローパスありとの返答だったのでステファンに
 なんでローパスなんて入れたんだ、と詰め寄ったらそれは間違った説明でローパスは
 入ってないとはっきり答えられた。
・レンズ
 フォーカスやズームリングはアルミ削りだしでトルクもねっとり大きめ。レンズ自体は
 軽く、なんとなくMade in Germanyじゃない雰囲気がした。
・シャッター音
 ライブビューなのにシャッター音はすごく小さい。これはユニボディも効いているとのこと。
 フィルムのMより小さい音だそうです。これはすごくいいです。ソニーのα7などは
 やる気をなくすだらしないシャッター音ですが、ミラーレスでもこんなに行儀のよい音は
 可能ということですね。
・マニュアルフォーカス
 フォーカス拡大はマニュアルフォーカスモードに切り替えないと不可能。M240のような
 フォーカスピーキングがついてないのでフォーカス点がわかりにくい。
 拡大もx3とx6で画面のアイコンをタッチして切り替える。
・ディスプレイの表示ディレイ
 遅めです。NEX-5Rよりはっきり遅いと感じるレベル。M240と同等な感じでした。
・タッチインターフェース
 iPhoneを意識し、フリックやクリック、ピンチアウトなどかなり意欲的な設計。
 画面上のアイコンも並べ替えたり消去や追加が可能。
 2つのダイヤルにも任意機能をアサイン可能。タッチI/Fなので簡単。
 ただし、実装はレベルが相当低い。台湾製のガジェットのタッチI/Fという感じだ。
 iPhoneのようななめらかさ自然さにはとうてい及ばない。
 たとえば、フリックで右から左に動かしたのに、再生コマが左から右に動いたりする
 レベル。反応も遅めでプチフリーズしたりもする。でも日本語フォントはきれいでした。
 画面の表面が指紋防汚処理になっているのか、ちょっとざらっとした感触なのはいい
 のですが、乱反射で画面がぎらついて見えるのがマイナス点です。

その他ダニエルに質問
・M240のフォーカス拡大位置を動かすことはできないか?
 可能で、今ファームを作っている最中とのこと。
・M240に解像度の高いEVF(オリンパスなど)はつかないのか?
 残念ながらハード的に対応できないそうです。

2014年3月16日 (日)

Leica M 240 /Sony NEX-5R /SIGMA DP3Merrill

定点観察(夕暮れ時)です。

Sdim0043ss

NEX-5R

Leica M 240

SIGMA DP3 Merrill

M240とDP3Mはやはりピクセル解像度がすばらしいです。それに比べるとNEX-5Rは見劣りしますね。

2014年3月 9日 (日)

マクロレンズの代わりにDP3 Merrill

Dsc01205s

M240で使えるマクロレンズがほしいと探していたのだが、ふと、シグマfoveonのDP3メリルがマクロ対応していたのを思い出した。次モデル直前からか今は実売価格が下がって4万円台になっている。しかも2月中ならバッテリーが2個余分に付属する期間中なので、購入してみることにした。

DP3Mは50mm/F2.8のレンズでセンサーがほぼAPS-Cサイズなので、焦点距離は35mm換算で75mmとなる。マクロは22cmまで近づけ、倍率は1:3。こちらは35mm換算で1:1.5程度になるので、マクロとしてはそこそこ使える倍率となる。

foveonセンサーについてはいまさら解説もないが、RGB各色それぞれ15Mピクセルの画素数を持つため、センサー画素数は45M、出力画素数は15MということでベイヤーCFのセンサーとは異なり水増しゼロのピュアなデーターが得られる。それに対したとえばベイヤーCFのライカM240はセンサー画素数も出力画素数も24Mピクセルとなる。

早速定点観察でM240と比較してみたが、解像感そのものは15Mの出力でもベイヤー24MのM240と遜色ない感じだ。当初の予測では解像感ではM240があっさり負けるのでは?と思っていたが、さにあらず。M240の場合、D800Eのようななんちゃってローパスレスではなく、ピュアなローパスレスなので、切れ味は通常のベイヤーよりは明らかにワンランク上。それが画像にも現れた結果だ。ただ細部を子細に観察すると、DP3Mの方はモアレも全くなく縦縞などでも全く破綻が見られないので見事と言うほかない。これは50mm内蔵レンズのすばらしさも貢献していると思う。なにしろこのレンズのMTFは、APO-SUMMICRON 50mmASPHレンズと比べても若干上回るくらいのレベルなのだから。

ダイナミックレンジはM240の方が広く高感度ノイズも少ないので、画像ファイルの質自体はM240の方が総合点で上だろう。ノイズ多めのM9との比較ではDP3Mの方があらゆる面で上だと思う。

【画像中央(クリックで拡大)】

Photo

【元画像】

DP3M 50mm/ ISO100 F4

M240 APO-SUMMICRON 75mmASPH /ISO200 F4

2013年9月16日 (月)

ライカM240のライブビュー液晶表示タイムラグ

M240は撮像素子にCMOSセンサーを用いることで、デジタルMとして初のライブビューを可能にしている。ドイツ人的には、これでも十分先進的な機能を盛り込んだつもりでさぞかし鼻高々といった所だろうが、コンデジ・ミラーレス先進国に住む我が日本人としては、ライブビューの欠点というと液晶表示のタイムラグの悪影響がまず第一に頭に浮かぶのは避けられない。

M240のライブビューは実際便利で、開放の極薄ピントがばしばし決まる痛快さは使ってみないとわからないと思うが、使い始めて直ぐにシャッタータイムラグを気にする動き物体にはM240のライブビューはとても使えそうもないことを体が感じてしまった(かといってM240のライブビューが無用の長物とは全く思っていない)。

ということで、液晶表示のタイムラグを測定してみた。

原理は単純。スマホXPERIAでストップウォッチアプリを使い、それをLVで表示しながら双方の液晶を別のデジカメで撮影した。撮影にはNEX-5Rを用い、ISOを25600まであげ、双方の数字が読める震度を確保できるF8に設定し、シャッター速度は表示をぎりぎり止められる1/250まであげてみた。結果が下記写真である。

Dsc00952


上記写真に写ったM240の液晶表示タイムラグは0.16秒である。何発かシャッターを切った感じでは、0.12~0.16秒位な感じであった。

ちなみに、デジカメラボさんのサイトによれば、他機の表示タイムラグは、

Sony NEX-7        0.03秒
Olympus E-M5   0.03-0.07秒
Nikon J1              0.06秒

とのことなので、M240がかなり遅い部類であることは明白だ。ライブビューのよくしられた欠点に対して、この程度しかケアできていないとなると、やはり残念。あらためてデジタルの分野ではドイツはまだまだ後進国であるなぁ、とはっきりわかる結果であった。

オリンパスを見習って、表示に高速モードと低速モードの選択を用意するのもいいかもしれない。表示タイムラグはマエストロプロセッサが媒介しているためと考えられるが、どうせロクにオートホワイトバランスもとれない程度の中身なのだから、せめて表示速度くらいがんばってみるのも手かも知れない。

まあでもだからといって超コンサバメーカーであるライカが、デジタルとはいえ超コンサバなレンジファインダーの世界に、幾多あったと思われる反対を押し切ってライブビューを入れたこと自体はホントに賞賛に値すると思っているんですよ。ありがとう!

2013年9月 3日 (火)

茅ヶ崎遠征

大好きなサザンが久々に茅ヶ崎でライブをやりました。チケットは入手できなかったのですが、音漏れを求めて茅ヶ崎に遠征しました。

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Leica M typ240 + Summilux 35mm ASPH
元ファイルへのリンクはここ

2013年8月27日 (火)

M9からM typ240に買い換えると感動する3つのポイント

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ちょっと前に1stインプを書いたM240だが、あれからいろいろ使ってみた結果として、M9ラインを持っている人がM240を買うと感動するであろう3つのポイントをまとめてみた。

・シャッターの感触と音

シャッターのストロークが短くなり2stepになった。押したときの引っかかりもなくなった。シャッターボタンの押し込み感は格段に改善されています。

また、シャッター押したあとのシャッターチャージ音に、M9的な安っぽい間延びしたギヤ音がなくなった。全体的に静かで短く高級感有る音になってます。ポン、ジーという音から、ムギュって音に変わりました。

シャッターまわりは、全体に一皮以上むけた感じに生まれ変わっています。
M8からM8.2になったとき、シャッターチャージ音だけでもM8.2に買い換える意味があるなどと言ってた人もいましたが、私はそれ程の差には思いませんでした。音の傾向も同じでしたし。M8/9からM240への変化は、M8からM8.2なんてレベルじゃないくらい大きく変わっていますよ。未体験の人はぜひお店で体験してください。

・レンジファインダーの精度

M9まではLiveView機能がなかったので、メーカー出荷時のレンジファインダーのコロ調整は少しずれているのがデフォだった(M8もM9も同じ傾向でばらつきなく、少しずれた状態で調整されていた)。

だから両機とも購入後にレンズと合わせて銀座に持ち込んでの調整は必須だったのだが、M240は出荷時からLVとレンジファインダーのピント位置がすごく精度高く合致していて驚かされる。出荷時のコロ調整方法をLV調整に変えたに違いないと確信しているのだがどうだろう。ともかく、M240のレンジファインダーは出荷時から高精度です。

・ファインダーのクリアさ

M240では、LED照明に変えたことで、レチクルを照明するための外光の取り入れをやめています。このためだと思っているのですが、ファインダーの見えがとってもクリアできれい。レチクル自体の表示も前より全然くっきり見やすいのです。

20130831_202045a

この3点がM240の高級感を高めている要因と思います。

2013年8月17日 (土)

ライカ製品値上げ 2013.7.1

ライカは国内の製品価格を2013.7.1から値上げ改定しました。私のM240は値上げ前の予約だったので、値上げ後の入荷でしたが値上げ前の価格で買うことができました。7/1以前に予約を入れた人も値上げ前の価格が適用されるようです。

 dcwatch

 公式

というわけでやや古いネタですが、メモを兼ねて価格改定表を貼っておきます。なぜかオフィシャルの表がどこにも見当たりません。なので、元ネタは某巨大掲示板です。

 

ライカ社製品国内価格改定表(2013.7.1)

品名 改定前 改定後 値上げ率
10301 MP 0.72 シルバークローム 525,000 577,500 10.0%
10302 MP 0.72 ブラックペイント 525,000 577,500 10.0%
10548 M7 Engrave(0.72) ブラッククロームボディ 556,500 598,500 7.5%
10549 M7 Engrave(0.72) シルバークロームボディ 556,500 598,500 7.5%
10770 Leica M ブラックペイントボディ(Typ240) 777,000 892,500 14.9%
10771 Leica M シルバークロームボディ(Typ240) 777,000 892,500 14.9%
10759 Leica M-E 567,000 640,500 13.0%
10760 Leica M モノクローム 840,000 913,500 8.7%
11141 アポズミクロン M 2/50mm ASPH. ブラック 693,000 829,500 19.7%
11145 スーパーエルマー M 3.4/21mm ASPH. ブラック 294,000 336,000 14.3%
11601 ズミルックス M 1.4/24mm ASPH. 693,000 808,500 16.7%
11602 ノクティルックス M 0.95/50mm ASPH. 1,113,000 1,260,000 13.2%
11604C ズミクロン M 2/28mm ASPH. (6bit) 441,000 472,500 7.1%
11637C アポズミクロン M 2/75mm ASPH. ブラック(6bit) 367,500 430,500 17.1%
11606 エルマリート M 2.8/mm ASPH. 210,000 247,800 18.0%
11629 マクロエルマー M 4/90mm (6bit)セット 414,750 472,500 13.9%
11642 トリエルマー M 4/16-18-21mm ASPH. w/Finder M 693,000 724,500 4.5%
11643 ズマリット M 2.5/35mm 158,000 184,800 17.0%
11645 ズマリット M 2.5/75mm 198,000 226,800 14.5%
11646 ズマリット M 2.5/90mm 198,000 226,800 14.5%
11647 ズミルックス M 1.4/21mm ASPH. 693,000 808,500 16.7%
11648 エルマー M 3.8/24mm ASPH. 252,000 283,500 12.5%
11649 スーパーエルマー M 3.8/18mm ASPH. ブラック 315,000 357,000 13.3%
11826C ズミクロン M 2/50mm(6bit) 225,750 241,500 7.0%
11663 ズミルックス M 1.4/35mm ASPH. ブラック 493,500 556,500 12.8%
11879C ズミクロン M 2/35mm ASPH. ブラック (6bit) 325,500 346,500 6.5%
11882C ズミクロン M 2/35mm ASPH. シルバー(6bit) 325,500 367,500 12.9%
11884C アポズミクロン M 2/90mm ASPH.(6bit) 399,000 451,500 13.2%
11889 アポテリート M 3.4/135mm 367,500 409,500 11.4%
11891C ズミルックス M 1.4/50mm ASPH. ブラック(6bit) 399,000 451,500 13.2%
11892C ズミルックス M 1.4/50mm ASPH. シルバー(6bit) 399,000 472,500 18.4%

2013年8月 5日 (月)

LEICA M Typ240 ファーストインプレッション

M Typ240について、忘れないうちにファーストインプレッションをまとめておきたいと思います。まだ買ったばかりなので甘甘な評価となっています。ご容赦を。。

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●デザイン
これまでのデジタルMシリーズの中で最もシンプルなデザインで非常に気に入っています。フロントデザインのシンプルさは、レンジファインダーのブライトフレームをLEDバックライト式にした功績であり、機能がデザインに現れていると感じます。ストイックなM9-P的デザインも好きですが、ライカのアイデンティティーばっちりの赤丸も個人的には嫌いじゃないので気になりません。赤丸になんとなく郷愁を感じるのは、日本人であることに関係するのかも知れません。ドイツ製ですが。

●露出
従来のTTLセンサーを使う「クラシック」に比べ、CMOSを使う「アドバンスド」の評価測光などを使うとM9より正確になりました。尤も、露出の考え方は素材重視であり、黒つぶれも白飛びも極力おこらない設定になるので、見た目の雰囲気と違う写りになることも多く、あとで意図通りに修正してね、ということかと思います。ちなみにアドバンスドは実質LVモードだと思います。

●ホワイトバランス・周辺色かぶり
M9よりは改善され、違和感はかなり減りましたが、まだまだ国産等に比べると不安定な感じですので、RAW撮りが無難です。
周辺色かぶりの程度は、同じレンズでの比較だとかなり改善されましたが、M9に比べビネッティングの出方が周辺部で急峻に起こることと相まって、空などを撮った際の最周辺での色づきはそれなりに残って見えます。やはりバックフォーカスの短いMでは難しいようですね。いずれにせよ、気になるならC1のLCC等を使えばどんなレンズでも簡単に完全補正可能です。

●精細感
M8,M9と続いたローパスレスの伝統はCMOSになっても完全に引き継がれ、等倍視でのピクセル精細感は、前両機に比べ全く同等の水準を維持しています。画素数のアップはM9比で33%程度であり、水平解像度で15%程度のアップなので、それほど大きな変化に感じませんが、もちろん横並び比較では画素数分の精細感アップは明確にわかります。

●ノイズ
高ISOノイズはM9よりは格段に改善しました。ホワイトバランスがあれということなので、DxOやC1などの強力NR付き現像ソフトを使う前提で言えば、ISO3200でも等倍視含め、問題なくいけます。良質な現像ソフトとのタッグを強く推奨します。個人的にはDxOがお気に入りです。内蔵JPEGならISO1600位までが無難でしょうか。ただ、ノイズの質は解像感を損ねない設定なので、高感度でものっぺりすることはなく印象は良好です。色ノイズはやや多めに見えますが、これも現像ソフトで解決可能です。

●ダイナミックレンジ
DxO Markの測定値で、ISO200時に10.5(M9)→11.8(M240)、ISO1600時に7.5(M9)→8.5(M240) とほぼ1stop以上改善しています。最明部で正規化すると、M240のCMOSセンサーは、M9のCCDのほぼ1/2の暗さまで再現可能になったということです。Dレンジの大きい画像は一般に「眠い」などと評されることが多いですが、上記値はRAWのものであり、センサーの基本性能を示します。ここから現像でJPEG等に落とす際は、現像ソフトのトーンカーブ次第で明暗差はどうとでもコントロールできます。時々M240のプレビュー記事などで、ダイナミックレンジの広いCMOS映像故の不満としてCCDと比較して眠さがコメントされてたりしますが、個人的にはどうも??です。現像エンジンのカーブ設定の議論とダイナミックレンジの議論がごっちゃになっている気がします。ともかくM240のRAWはどう見てもM9のRAWより上質で素直、なぜなら、現像ソフトで希望の色やトーンを格段に簡単に引き出せるからです。

●操作性
Mデジタルとして特に違和感ありません。非LVモードだとM8/M9と全く同じ。LVモードだと、電源切って次電源入れてもLVで開始され、ミラーレス的な使用でもI/Fはこなれています。Mレンズではフォーカスリングを回しただけでEVFの倍率は自動拡大されますし、非Mレンズでも、前方の新設ボタンでEVFの倍率をワンタッチであげられ、便利です。
LEDのブライトフレームは暗いところでも実に見やすく、均一性も高くて高級感ばっちりです。輝度も自動調整でまぶしくありません。

●バッテリー
まだ使い始めなので十分把握できていませんが、バッテリーが大きくなった恩恵でLV使いまくってもすぐ無くなる感じはしません。

●携帯性
ちょっと重たくなりましたが、言われないと意外と気がつかないレベルかもしれません。M9の時からライカなりのずっしり感はあるので。でもストラップは広めの方がいいかもしれませんね。今回私はXバリオと共用の肩当て付き純正ストラップを新調しました。

●機能性
大きな不満はありませんが、みなさん言われているように、LV時の拡大位置は自由に選べるようにぜひファームアップで改善してもらいたいです。

●液晶
M8/M9から大きく改善されました。輝度も自動調整で十分な明るさ、色も正確で、視野角も広いです。解像感も格段アップしてますが、最大拡大したとき、なんとなくアンチエリアシングされるようで、ピントの確認性がいまいちです。とはいえ、LVでピント合わせしてた場合はどうせ百発百中ですが。LVモードの表示タイムラグはやや感じます。

●EVF
EVF(EVF2)の画質ですが、内蔵LCDよりピントピーキングの赤線が見やすく、必携アイテムと思います。EVF2はピント合わせには十分ですが、すぐとれそうで不安が残ります。オリンパスのVF4に相当する高画素品もぜひラインナップしてほしいですね。あちらはアクセサリーシューに固定ピンが立つのできちんと固定されます。VF4と同じくアイセンサーによる自動切り替えも対応して欲しいです。

●ホールド感
ダイヤル横のサムレスト、只の盛り上がり程度のデザインですが、これが結構指かかりがよく、M9より持ちやすいです。

●シャッター音・シャッターボタン
シャッター音は、M8/M9の「ポトンッ→ジー」という、80年代のバカチョンカメラ風のものから、短い「ズキュン」という音質になり、シャッターユニットはLV化に合わせ、フルモデルチェンジしたと思われます。とってもミラーレスっぽい感じの音ですが、静かさと音質の高級感は着実にアップしております。
シャッターボタンもM8/M9よりストロークが短めの2段式になり、押す際の引っかかり感もなくなって非常になめらかになりました。明らかな改良で、本来のライカ製品の品質感になったと思います。

●まとめ
M240はLVだの動画だのと「ライカも遂に」、みたいな言われかたをされることもありますが、実物を手にとって使って見ると、全体的な佇まいはどこからどう見てもデジタルM一族の末裔であり、違和感も市場への過剰な媚びも感じられません。M240購入にあたっては資金的にM9を売却せざるを得ませんでしたが、全く後悔はありません。
M9からM240への改変は、機能面では大幅進化、これに加えて使いやすさ、高級感や品質感もアップしており、フルモデルチェンジ機種としてよく練られていると思います。あとは不具合など出ないことを祈るのみです。
M9からM240は「善き進化」であったと私は実感できました。

2013年8月 4日 (日)

LEICA M Typ240 カラーキャスト(色かぶり)

ライカMが発表されたのは、昨年の秋。その当時、とりあえずいつになるかわからない、ということで量販店に予約を入れていたのですが、先週やっと納品になりました。お店の人によれば、初回入荷以降ぱったり入荷がなかったそうです。途中M9を売ったりしたので半年近くM切れの状態が続き、割といらいらしておりました。。。

というわけで、今週末から早速いじり始めています。

まずは、カラーキャスト(周辺画素に、レンズからの光が斜め入射することにより、マゼンタやシアンの色かぶりが発生する現象で、バックフォーカスの短いMシステムやミラーレスなどでは避けられない現象)をみてみました。

前回は35mmが一番目立ったので、今回も35㎜を見てみました。ちなみに、この手のカラーキャストは、赤色の再現性のよくないノートPCのモニタなどでははっきりわからないと思います。デスクトップのきちんとしたモニタなら判別可能でしょう。

●Summilux-M 35mm/f1.4 ASPH(F1.4) + M9

L35_f14_m9_2

●Summilux-M 35mm/f1.4 ASPH(F1.4) + M240

L35_f14_l1000243s

最周辺でのカラーキャスト量自体は半分くらいに減っています。出方ですが、M9は画面中心から周辺にかけて緩やかに出ていますが、M240は途中まで粘って、最周辺で急に出る感じです。これは周辺輝度落ちの具合も影響を与えていると思います。空などを映した場合の目立ち加減は、M9よりは改善して見えるものの、バックフォーカスが長く有利な一眼レフのように色かぶりが見えない、ということにはなりません。完全な補正にはLCCなどの補助が必要でしょう。

ちなみに、M240は、ライブビュー搭載により、一眼レフ用のレンズなどでもピント合わせが可能となり、絞り込み測光とあわせて便利に使用できるようになりました。

というわけでM240用に購入した唯一のRレンズであるVario-Elmar R 35-70mm/F4を装着して遊んでいます。このレンズ、周辺まで驚くほど像質がよいですね!

こちらもカラーキャストをみてみました。

●Vario-Elmar R 35-70mm/F4  (35mm/F4条件)

Ve35_f4_l1000256s


こちらは、周辺が若干青味~シアンよりしていますが、ごくわずかなものです。実写では空などが入っても色かぶりはほとんどわかりません。レンズ検出や指定なしでこのレベルですから、やはりバックフォーカスの長い一眼用レンズは有利ですね。(中央に横筋状に見えるムラは壁に貼った裏紙のしわです。)

周辺減光がきつく見えますが、これは無補正故と思われます。

M240ですが、さすがにセンサーのCMOS化でダイナミックレンジが大きく改善されているためか、DNGファイルがM9に比べで良質になった感があります。苦労しなくても思い通りの色や明るさが簡単に出せるようになりました。

露出やオートWBはM9よりはマシですが、相変わらず日本製デジカメとは比較にならない程面白い色がたまに出ますので、まあDNG撮りが無難と思います。